一般的に、黒ブドウから赤ワイン、白ブドウからは白ワインが作られます(一部の例外を除いて)。ワインの原料となるブドウの品種は約3,000種と言われています。世界各国のブドウ栽培地の気象条件(日照時間、降雨量)や土壌の違いによって、各国の主要品種をいろいろ異なります。
黒ブドウ
今回は皆さんがよく耳にする品種名から説明しましょう。黒ブドウと言えば必ず最初に上がるのがカベルネ・ソーヴィニヨン種です。この品種はフランス・ボルドー地方の主要品種として有名ですが、アメリカ、イタリア、チリなど各国で栽培されています。ワインになると深みのある色調を呈し、黒すぐりか葉巻の箱を思わせる独特なアロマがあり、タンニンと酸が多く含まれ、フルボディを形成する最高級赤ワイン用のブドウです。熟成にするにつれて様々な味と香りの変化を生み出し、そのワインの個性を作ります。
次にピノ・ノワール種。フランスブルゴーニュ地方の主要品種ですが、これも各国で栽培されています。カベルネ種と比べるとタンニンの渋みは少なく、ビロードの様なきめ細かさとのど越しの良さが持ち味のブドウです。ロマネコンティやシャンベルタンといったブルゴーニュの偉大なワインを生みます。そして最高級のシャンパンの原料ともなります。他にメルロー種(サンテミリオン地区)、ガメイ種(ボジョレー地区)といった黒ブドウもフランスはもとより各国で栽培されています。また、ネッビオーロ種、サンジョベーゼ種といったイタリア独自のブドウ品種はワイン生産量も多く、世界中に普及しています。前者はバローロやバルバレスコといった北イタリアが誇る最良ワインを作り、後者はトスカーナ地方で有名なキャンティというワインを生み出しています。
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